ハイスピードカメラ
ソリューション
見える化するソリューションのご紹介
ハイスピードカメラを活用した各種解析システムをご提案いたします。
製品一覧
新製品 ハイスピード監視システム PhotoCam Detector V1.4生産現場向け 小型ハイスピードカメラ Speeder V2
マルチヘッド ハイスピードカメラ
ハイスピードカメラご相談窓口
ハイスピードカメラ
一瞬のプロセスをスローモーション動画として克明に記録し、可視化することができます。
ハイスピードカメラ(高速度カメラ) とは
ハイスピードカメラ(高速度カメラ)は、目にも止まらぬ短時間の高速現象を高速撮影して、スローモーションで観察する特殊なカメラ装置です。
通常のビデオカメラは、1 秒間に30 枚の撮影をおこないますが、ハイスピードカメラ(高速度カメラ)は、1 秒間に数百~数万枚の高速撮影ができるため、驚くほど鮮明なスローモーション映像の再生が可能になります。
ハイスピードカメラの用途
ハイスピードカメラ(高速度カメラ)はおもに企業や大学などの研究・開発機関など様々な分野で使われています。
たとえば、自動車の衝突時の安全性を高める場合、まず、自動車が衝突する瞬間を撮影し、スローモーションで観察し、どの部分が弱いのか理解することではじめて、どの部分をより頑丈に設計するかを検討することが可能になります。
このように人間の眼や通常のビデオカメラでは捉えきれない瞬間の現象をスローで見えるようにすることで、瞬間に何が起こっているのかを理解することに効果を発揮します。
新製品 ハイスピード監視システム PhotoCam Detector V1.4
ハイスピードカメラでイベント検知/異常検知し自動撮影。簡単設置でチョコ停原因解析や試験機監視
Photocam Detector は、ハイスピードカメラによるコンピュータービジョンで映像からリアルタイムにイベント検知/異常検知し、イベント発生前後を自動撮影します。
設備からの信号入力やタイマーによる定期撮影も併用可能なので、設備の状態監視を行いながら、スーパースローモーション動画を自動的に撮りためることも出来る「ハイスピード監視システム」です。
製造ライン監視によるチョコ停原因解析や、振動試験機など各種試験機の長時間監視と異常解析など利用分野は様々。イベント発生のその瞬間「何がおきていたか?を見える化するツール」として、ものづくり現場の生産性向上を支援します。
スーパースローモーション動画をその場で確認
最高10,000コマ/秒のスパースローモーション動画で、イベント発生前後を克明に観察することができます。
記録された動画をイベント検知直後に自動再生する「オートプレイビューワー」を搭載。問題個所を即座に確認することが可能です。
ハイスピードカメラ映像からのリアルタイムイベント検知/異常検知
NEW!イベント検知数表示とログ出力
イベント検知回数をカウント表示するモードが追加されました。イベント検知のログをCSV出力することも可能です。
用途例:製造装置
異常な動作が何回発生したかを都度確認することができます。また正常な動作に対して異常な動作が何回起こったかという割合を確認することも可能です。
用途例:動的試験
疲労試験や耐久試験など繰り返すの動作を行う試験において、何回目の動作で異常があったかを確認することができます。
(1) 複数のイベント検知エリアを設定できます。
(2) 各エリアごとの検知回数や、1時間当たり換算の検知頻度を表示します。
(3) 基準エリアを指定し、その基準エリアの検知回数とその他のエリアの検知回数の割合も表示できます。このチップ搬送の例では、Area1で通過チップの全数をアカウントし、Area2~4それぞれで、通過全数の何%に搬送暴れが生じたのかを表示しています。
(4) イベント検知のログを出力します。イベントの発生時刻だけでなく、基準となる挙動の何回目に異常挙動発生したかと確認することが可能です。このチップ搬送の例では、何個目のチップがどのエリアで暴れたのかを知ることができます。
(5) ファイルパスをクリックすると検知イベント毎に保存された動画を確認できます。
ハイスピード監視システム アプリケーションと適用アルゴリズム
自動機の搬送における逸脱現象の検知【電子部品】(アルゴリズム:モーションサーチ)
小型の電子部品の移送時に起こりやすい吸着ミスの瞬間をとらえるのは非常に困難でした。
▶モーションサーチアルゴリズムで、いつもと違う周期動作を検知し異常発生前後を自動で撮影、迅速に原因特定、対策を行うことができました。
設備の異常停止の原因究明【印刷・包装】(アルゴリズム:変化点検出)
フィルムやシートなどの軽いものを加工する際の搬送時に、材料を巻き込んだり折れ曲がったりミスが発生します。
▶設備内で材料が詰まった場合などを検知して発生前後の瞬間を検知し、トラブルの発生原因を特定できました。
チップ搬送暴れ検出【電子部品】(アルゴリズム:ラインプロファイル)
部品の搬送あばれなどによるトラブルは瞬間的に発生するため、本当に発生したのかどうかを特定するのは困難でした。
▶最高2,000コマ/秒の高速画像処理で、一瞬の異常でも検知して発生前後を撮影。現象が発生したかどうかの特定を確実に行えるようになります。
マテハンベルトの保全管理【搬送】(アルゴリズム:エリア輝度平均)
従来、常時動いている伝動ベルトなどの保全作業を行う際、設備を止めて目視で確認していました。
▶設備稼働中にベルト表面の傷の概数をカウントできます。また、高速シャッター機能により、設備の稼働中でもブレずに撮影できます。
噴射状態監視【噴射】(アルゴリズム:ライン幅)
液体の噴射などの流体は反射率のばらつきがあるため従来のセンサでの検知は困難でした。
▶ライン幅アルゴリズムにより、スプレーの広がり幅を簡単に検知することができるため、ノズルのつまりなどを監視することができます。
生産現場向け 小型ハイスピードカメラ Speeder V2
エンジニアの「見たい」を自由にする ハイスピードカメラ登場
現場にフィットする超小型カメラヘッド
2カメラヘッド撮影で高まる改善力
製造工程の前後や細部を同時に映し出し、多角的なプロセス解析を可能にします。
◆2 カメラヘッド同期撮影
障害物で死角になっている場所を別角度で撮影することや、工程の前後を同時に撮影することができます。また解析ソフトウェアを使用することで生産装置やワークの挙動を、3次元で数値解析することも可能です。
◆増設カメラヘッド(※オプション)
SpeederV2 は1 つの本体に2 つのカメラヘッドを接続し、2 場面の同期撮影が可能です。
これまではハイスピードカメラを2 台用意する必要がありましたが、カメラヘッドを1つ追加するだけなので低価格で実現できる他、カラータイプ、モノクロタイプの混在撮影もできるので用途が広がります。 カメラヘッドは自動認識されるので、複雑な設定は必要ありません。
Speeder V2 アプリケーション
◆ ペットボトルの充填ライン
搬送工程を長時間撮影し、液ハネカ所を特定。コンベアーの摩耗によるタイミングずれを修正し、改善できました。
◆ 錠剤パッケージの搬送ライン
搬送工程を長時間撮影し、真空吸着パッドの吸着ミスを発見。 位置とタイミングを調整をすることで、安定した搬送を実現できました。
◆ 紙パックの熱シール工程
折り曲げ工程を撮影し、紙パック折り曲げ時の不具合により不良が発生することを確認。 冶具を作成し防止対策ができました。
◆ 印刷シートの搬送工程
シートの位置ズレによる多重搬送の発生を確認し、 搬送タイミングを調整することで詰まりを改善できました。
◆ 半導体チップのピック&プレース
カメラヘッドをノズルの先端近くに設置して近接拡大撮影することで、 ノズルの位匿ズレを発見でき、 ズレ防止対策ができました。
◆ チップマウンター
チップ実装の不具合を撮影しながら、 装置のタイミング調整を行うことで改善ができ、不良率の低下を実現しました。